JR西の看板「直通新快速」、もっとお客さん乗せて働けまっせ~!

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225系が2010年に誕生

JR西日本の「新快速」が10月、運行開始から50周年の節目を迎えた。福井県敦賀市の敦賀駅から兵庫県赤穂市の播州赤穂駅まで275・5キロメートルを乗り換えなしの直通列車があるJR西の看板だ。

JR西の資料によると1970年10月、大阪万博終了後、万博客輸送車両の有効活用で運行開始した当時の区間は京都駅から西明石駅。現在は通勤から旅行など幅広く乗車される。速さと進行方向別に2人ずつ座れる転換式クロスシートによる快適さの提供で利用者増につなげた。

05年の福知山線列車事故以降は速度にこだわらない姿勢を示し、19年には有料席「Aシート」車両導入でサービス向上にも努めている。過去に使われた車両は今も輝きを放つ。

新快速“引退”後に岡山地区などで運行されていた117系車両は9月デビューの長距離特急「ウエストエクスプレス銀河」用に大幅改造された。かつての面影を残す姿に鉄道ファンは胸を熱くしているだろう。

50年走り続けたがコロナ禍は窮地。通勤・旅行客減で新快速から「ワシ、もっとお客さん乗せて働けまっせ~!」の嘆きが聞こえそう。25年には大阪・関西万博も控える。安全輸送を最優先に、まだまだ活躍してほしい。

日刊工業新聞2020年10月13日

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