埼玉りそな、理研への支援で紺綬褒章のワケ
【さいたま】埼玉りそな銀行は、私募債を通じた理化学研究所(理研)への支援が評価され、紺綬褒章を受章した。受章に伴い、9日にさいたま市浦和区の同行本社で紺綬褒章伝達式が行われ、理研の松本紘理事長(写真左から2人目)から同行の福岡聡社長(同3人目)に褒状が手渡された。
埼玉りそな銀は「埼玉りそなCSR私募債~理研SDGs応援ファンド~」を通じ、35社が発行した総額0・2%相当の合計約1000万円を理研に寄付。理研は国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する研究などに活用した。
松本理事長は「応援ファンドを通じ、理研と県内企業との間で新たな絆ができた。未来をつくるのは人と人のつながり。ご縁を大切にしたい」とあいさつした。福岡社長は「今後も、地元の埼玉の持続的発展に向け理研と一緒に最大限の貢献が果たせるように努めて参りたい」と述べた。
紺綬褒章は公益のため私財を寄付した個人や企業、団体に授与される。
日刊工業新聞2020年10月12日