ウェザーニューズ、風向や雨量を1分ごとに観測する高性能気象センサーを発売!
ウェザーニューズはIoT(モノのインターネット)を用いた高性能気象センサー「ソラテナ」を法人向けに発売した。小型の装置で風向や風速、雨量などを1分ごとに観測し、現場作業や店舗の安全対策、需要予測などに役立つ。気象情報をマーケティングや販促といったビジネスの課題解決に活用したいというニーズに応える。
ソラテナは、直径約14センチメートル、高さ約20センチメートル、重さ約1キログラム。IoT向けSIMを利用し、どこでも簡単に高度な気象観測ができる。従来の気象観測機は大型で回線整備なども必要だった。
価格は購入プランの場合、初期の観測機代約19万8000円(消費税抜き)と月額利用料8000円。
気温、風速、雨量、照度、紫外線など8要素を観測。観測データはクラウドに保存してAPIで提供し、企業のシステムなどに取り込みやすくした。
クレーン作業など現場での強風対策や屋外レジャーでの熱中症対策などのほか、店舗のPOSデータとその店舗での気象データを組み合わせた販売分析などに活用できる。
KDDIによるドローン安全運航管理やレグミン(東京都中央区)によるロボットを用いた農薬散布・生育管理で利用され、機能や効果を確認した。
日刊工業新聞2020年9月24日