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7月の記録的大雨、要因は水蒸気の増加だった!

7月の記録的大雨、要因は水蒸気の増加だった!

7月九州豪雨で球磨川が氾濫した熊本県人吉市内の様子(人吉商工会議所提供)

気象庁は7月に東北地方から西日本にかけ広い範囲で続いた記録的大雨の特徴とその要因を公表した。日本付近に停滞し続けた梅雨前線や太平洋高気圧の影響による水蒸気の増加などが要因になったことを指摘した。さらに地球温暖化による長期的な大気中の水蒸気の増加が、一連の大雨を引き起こした可能性を示した。

国内では7月3―4日に熊本県を中心とする記録的な大雨の後、東海地方や山形県などで大雨が降った。東北地方や東日本太平洋側、西日本では7月の降水量が平年の倍以上となり1946年の統計開始以降、1位を記録。さらにこれらの地域と東日本日本海側で7月の日照時間が平年の40―57%と最も少ない記録を更新した。

気象庁の検討会によると、日本付近で上空の偏西風の北上が遅れたことで、日本付近に梅雨前線が長期間停滞。梅雨前線に沿って西から流れ込んだ水蒸気と、平年より南西に張り出した太平洋高気圧の影響で南西から流入した水蒸気が、日本付近で大量に集中した。さらに中国と朝鮮半島の間にある黄海付近の上空で周囲より気圧が低い「気圧の谷」が出現しやすくなった。その影響で西日本や東日本付近で上昇気流が強まり梅雨前線の活動が活発化したという。

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