ソディックが野菜・果物加工機参入!高温飽和蒸気で簡単皮むき

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ソディックの野菜・果物向け自動皮むき機「VP―150」

ソディックは食品機械事業で野菜加工市場に参入する。高温飽和蒸気処理による野菜・果物向け皮むき機を開発し、24日に市場投入する。表面を殺菌しつつ、実を削らずに表皮のみを連続的に薄く剥がせる。主流の金属刃を用いた手法と比べて、可食部分の歩留まり率を高めることができ、皮むき工程のコストと廃棄物量の削減が見込める。野菜サラダ向けなどに売り込み、年間5台の販売を目指す。

新製品の皮むき機「VP―150」は、ソディックの無菌包装米飯製造システムに導入している加圧加熱技術を応用して開発した。ジャガイモやニンジン、ゴボウなどさまざまな野菜・果物の皮むきに対応する。ジャガイモの場合で、1時間当たり150キログラム相当の処理が可能。価格は2200万円(消費税抜き)。同最大1トン相当の皮むきが可能な「同―1000」も同時発売する。

機内に投入した野菜などに高圧下で約145度Cの飽和水蒸気を約10秒間当てることで、外表面を殺菌し、そこで凝縮した水を皮下に浸透させる。皮下での凝縮水の気化熱により、皮が実から浮いた状態となり、ブラシユニット部で薄皮のみをきれいに剥がせる。皮をむいた実の部分は生の状態を保てる上、原型を維持でき、さまざまな用途に使える。

国内での野菜の仕向け量は、食の外部化を背景に、家計消費用が減少する一方で加工・業務用需要は増加傾向にある。野菜加工製品の種類別では野菜総菜と冷凍野菜、カット野菜の消費量が増加。女性の社会進出や個食化に伴う中食需要の増加により、今後も伸びが見込まれている。


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日刊工業新聞2020年8月20日

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