英国の鉄道車両に日産「リーフ」の電池部品が採用された!

エンビジョンAESC、日立の受注車両に

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充電中のリーフ(イメージ)

日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」に使われている電池構成部品「セル」が、英国の鉄道車両の電池に採用されることが分かった。リーフの車載電池を製造するエンビジョンAESCグループ(神奈川県座間市)の英国工場で生産するセルを、現地の電池メーカーが組み立てて「電池パック」にし、日立製作所のグループ会社が受注した車両に搭載する。エンビジョンAESCはEV向け以外の市場開拓に力を入れている。

鉄道車両の電池に使うセルのパワー密度は1キログラム当たり224ワット時で、リーフと同じ。同社がセルと、それらを組み合わせた「モジュール」まで製造する。その後、英国の電池メーカーのハイパードライブイノベーションが電池パックにする。ハイパードライブと、日立で鉄道システムを手がけるグループ会社の日立レールは、鉄道車両向け電池パックの開発で連携している。

リーフと同様のセルを使った電池が車両のディーゼルエンジン搭載部分に載せ替えられる。ディーゼルエンジンからバッテリーへの載せ替えは、まず2020年から試験的にスタート。その後、順次実行していく。

エンビジョンAESCの前身は日産の電池子会社オートモーティブエナジーサプライ。リーフなどに供給する同社製の車載電池は重大事故がゼロという実績があり、安全性に強みを持つ。

英国の鉄道網は電化が進んでおらず、約3分の2が非電化だという。

エンビジョンAESCグループの電池セル

日刊工業新聞2020年8月14日

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