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車の未来を体験しよう。「ニッサン・パビリオン」開業

日産自動車は10月23日まで期間限定で、横浜市のみなとみらい21地区に、同社が描く未来のモビリティー社会を体験できる施設「ニッサン パビリオン=写真」を開業した。電動化や自動運転などの技術をエンターテインメントショーなどを通じて紹介。先進技術を搭載した同社商品が生活や社会をどう良くするかを分かりやすく伝え、ブランド価値の向上につなげる。

人間の感覚が、可能性が拡張されていく―。こうしたナレーションで始まるショーでは、仮想空間でプロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手がサーブした軌道を、車の前方状況予測などができる可視化技術で推測。それを元に参加者がボールを打ち返すラリーなどを疑似体験できる。

敷地面積約1万平方メートルの同施設には先進技術が可能にする未来を描いたショートムービーの鑑賞、新型電気自動車(EV)「アリア」の乗車などが無料でできる。内田誠社長は開業式で「パビリオンで体感いただける技術は日産の挑み続ける精神の一端で、構造改革に取り組みながら現実の商品として届けていく」と述べた。

日刊工業新聞2020年8月3日

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