環境や動物福祉に配慮したアパレル、評価を受けやすくなる理由

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製品評価技術基盤機構(NITE)は、環境保全や動物福祉に配慮したアパレル製品などを評価するテキスタイル・エクスチェンジ(TE)認証制度の認定サービスを31日に始める。近年、大手アパレル企業がTE認証の取得を調達要件に課すなど、国内外で普及し始めている。NITEは国内で認証を取得しやすい環境を提供し、製品の適切性を担保してアパレル関連企業の競争力強化を後押しする。

TE認証制度は米民間非営利団体(NPO)が運営する国際的な制度で、NITEも認定機関として登録した。仕組みとしてはNITEが国内の認証機関を認定し、その国内機関がアパレル関連企業からの依頼に対応して認証する。糸加工や染色、小売りなど各工程ごとに認証でき、サプライチェーン(供給網)全体の信頼性確保が可能になる。

認証対象はオーガニック製品やリサイクル繊維を使った製品、動物福祉に配慮したウール・ダウンを使った製品など。アパレル関連企業は一般消費者に対して自社の倫理観や製品の適切性を訴求できる利点があるほか、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献できる。一般消費者もこうした製品を購入する機運が高まっており、TE認証のない製品に関しては大手の流通網の中で競争力が低下する懸念もある。

NITEは消費者ニーズの変化をとらえ、認定サービス体制を整えた。今後、国内認証機関を認定して機関数を増やし、迅速にTE認証を取得できる体制を構築する。地球環境に優しいアパレル製品であることを担保し、アパレル関連企業の競争力強化を支援する。

日刊工業新聞2020年7月30日

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