大日本印刷が初導入、女性社員を助ける“個室”の正体

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大日本印刷の事業所内に設置した「ママロ」

大日本印刷は28日、可動式のケアルーム「ママロ」を本社(東京都新宿区)など都内3カ所の事業所に導入すると発表した。女性特有の体調不良への対処や産休・育児休暇から復帰後の定期的な搾乳時に、女性社員が安心して利用できる個室空間を設けて働きやすい環境を整える。

ママロはトリム(横浜市中区)が手がけるカギ付き完全個室型の設備。おむつ交換や授乳などに使える個室空間として商業施設を中心に提供しているが、企業の事業所への導入は初めて。

大日印の事業所では妊娠中や不妊治療中、生理中などで体調が優れないときに利用できる個室空間や、衛生面とプライバシーを考慮した搾乳ルームとして活用する。

利用者の反応を踏まえて、機能改善や他拠点への導入を検討する。

日刊工業新聞2020年7月29日

両社の連携は以前から

大日本印刷は2日、可動式ベビーケアルーム「ママロ=写真」を展開するTrim(横浜市中区)と資本業務提携したと発表した。出資額は非公表。

両社は2019年以降ママロの製造や販売で協力しており、販路の拡大やデジタルサイネージ(電子看板)に表示する配信コンテンツの企画・制作などで協力体制を強化する。

Trimは15年設立。準備金を含む資本金は1億5600万円。従業員数は21人。

ママロは外出先での授乳やおむつ交換などに便利なカギ付きの完全個室型設備。1畳程度の広さで高さ200センチメートルのスペースがあれば設置でき、従来の授乳室と比べて低コスト・短納期で導入可能。商業施設や病院などで利用されている。

日刊工業新聞2020年6月3日

COMMENT

国広伽奈子
デジタルメディア局
記者

室内に設置しているデジタルサイネージに福利厚生に関する情報を表示するといった、情報発信の拠点としても活用が見込めるそうです。特に妊活支援は休暇制度や費用面に関する支援が多い印象でしたが、ハード面の整備も働きやすい・復帰しやすい環境作りには大事な要素だと思います。

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