ネイル業界のプロが使うニッパーを製造するマルト長谷川工作所（新潟県三条市、長谷川直哉社長、０２５６・３３・３０１０）は、ミスコンテスト「２０２０ミス・アース・ジャパン」の新潟大会の合同レッスンプログラムに参加した。講師を務めた長谷川社長は体験型ショールーム「マルト・パドック」でミス・アース・ジャパン参加者に、モノづくりについて熱く語った。

プログラムでは１９―２８歳の女性１０人が受講したが「モノづくりの工場を見たことがありますか」との問いに、手を挙げたのは２人だけ。長谷川社長は「金物・刃物の町として世界的に有名な燕三条地域のモノづくりを知って発信してほしい。工場になじみがないかもしれないが、ここで得たものが皆さんの自信になる」と話した。

教育プログラムはこのほか爪の健康知識や手入れ方法、外国の環境意識などの内容を実施した。参加者の上村春香さんは「今日学んだことは今後の自分の人生に生きると思う」と、手応えをつかんだようだ。（新潟）