燕三条の無人駅に工房ができる!?クラウドファンディング始動

  • 0
  • 2
駅ラボ帯織を設けるJR信越本線の帯織駅(新潟県三条市)
 ストカ(新潟県三条市、斎藤智幸社長、0256・45・5571)は、モノづくりに関する悩みを相談するスペースや体験のワークショップを実施する施設を整備するため、クラウドファンディングを始めた。JR東日本などと協力したもので、施設はJR線の無人駅に整備する。実施するコンテンツは燕三条地域の企業と連携して提供。産業情報の発信や、職人との交流で地域産業への関心を高めるのが狙いだ。

 整備するのは「駅ラボ帯織(おびおり)」。JR信越本線の帯織駅(三条市)に設ける。早ければ来夏にも開館する予定だ。CADソフトウエアの入ったパソコンや3次元(3D)プリンターを用意し、アイデアを図面化するデザインブロックと、図面などをもとに職人が半自動溶接機や卓上旋盤などで具現化する工房ブロックで構成する。クラウドファンディングで集めた資金は、工房ブロックの整備費に充てる。

 クラウドファンディングはストカとJR東日本、JR東日本スタートアップ(東京都新宿区)、CAMPFIRE(東京都渋谷区)が連携して実施する。資金調達の目標は250万円で、11月29日まで受け付ける。

 利用者は入会金3000円と月額980円を払えば、施設を使い放題。人材提供などで施設運営に協力する企業は、協賛金1万5000円が必要。

 施設では、モノづくりに関する相談の内容により、協力企業を中心に地域の製造業の紹介もする。職人と交流することで「地域の技術に興味を持ってもらい、地場製造業に就職するところにまで至ればうれしい」と、プロジェクトを主導する斎藤和也ストカ次長は、施設を端緒とした技術承継も視野に入れる。

 同プロジェクトはJR東、JR東スタートアップ、CAMPFIREが「地域商品開発」「無人駅の活用」の二つのテーマで公募したもの。ストカのほか、次世代漆協会による盛岡市でのプロジェクトが選出されている。

日刊工業新聞2019年10月30日

関連する記事はこちら

特集