「軽」初の5割減も、新車購入は悲観材料ばかりではない

ウィズコロナで「新車効果に期待」

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ファミリーカーとしても浸透し始めた軽だが(ダイハツ・タント公式ページより)

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽協)がまとめた5月の新車販売台数は、前年同月比44・9%減の21万8285台と8カ月連続のマイナスとなった。下げ幅は4月の同28・6%減、3月の同9・3%減と比べ広がった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の減少や、海外からの部品調達の停滞などの影響を受けた。

軽自動車は同52・7%減の7万307台と8カ月連続で減少した。単月の台数では98年に現行規格となってから最低となり、減少率では68年の統計開始以来、初めて50%を超えるなど最大の減少率となった。海外からの部品調達の停滞などで生産調整を実施したほか、外出自粛に伴う受注活動の滞りなどの影響を受けた。全軽協では6月以降の販売予測は困難とするが、緊急事態宣言の解除で徐々に客足が戻る動きが見られるなど、今後の「新車効果にも期待したい」としている。

登録車は同40・2%減の14万7978台と8カ月連続のマイナスだった。5月単月として1968年の統計開始以降、下から2番目の水準だった。ブランド別ではダイハツ工業を除く各社が前年割れとなった。登録車の車種別では乗用車が同41・8%減の12万3781台だった。

日刊工業新聞2020年6月2日

COMMENT

中西孝樹
ナカニシ自動車産業リサーチ
代表

緊急事態宣言の全国展開を受けてディーラーでの受注活動は4月が35%減、5月が40%減に落ち込んでおり、6月までは40%~50%減に落ち込む公算だ。ただ、長期的に懸念することも無い。今回の経済危機の中で新車購入を遅らせるている。In-CoronaからWith Coronaに移行するとき、ひとまず公共交通を避けるためのマイカー確保は重要視されるようだ。

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