AIで思い出作成!富士フイルムのフォトブックサービスが好調のワケ
最大枚数での掲載注文続々
富士フイルムのフォトブック作成サービスが伸びている。スマートフォンやパソコンから利用可能なサービス「イヤーアルバム」を使った作成は、撮りためた子どもの写真で成長記録を作りたい親を中心に好評。ページ数が多くなるほどアルバム代は高くなるが、最大枚数での注文が後を絶たないという。
フォトブックの大きさやページ数、撮影期間を選ぶと人工知能(AI)が条件に合う写真をスマホ内から探し、自動でレイアウトする。写真は独自技術で解析しながら選別しており、似た写真がかぶったり焦点がボケた写真が選ばれないように工夫している。
初案から写真の種類や配置を編集でき、AIが傾向を学習する。次回以降のレイアウト作成に反映され、回数を重ねると精度が上がるため「次も作る意欲につながる」(イメージング事業部マーケティンググループ森山由美氏)。
利用料は無料。別途、フォトブック代(消費税込み)3122―1万560円と送料がかかる。
日刊工業新聞2020年6月1日