作業者の異変を知らせる「コケベル」、人手不足の現場を支えます

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音と光、端末間通信で1人作業者の救出を補助する警報装置「コケベル」

音・光・無線で救出補助

エア・ウォーター防災(神戸市西区、山本智幸社長、078・992・1400)は、1人でいる作業者の昏倒(こんとう)状態を検知し、救出を補助する警報装置「コケベル」を開発した。人手不足から建設現場や工場で少人数の作業が増える中、作業者が熱中症や事故などで昏倒状態になった場合、警報音と光、無線の端末間通信で確実に知らせる。6月1日に発売する。消費税抜きの価格は1台5万円。年間1000台の販売を目指す。

すでに投入している消防隊員向け警報装置をバージョンアップさせた。多様な現場で使える装置を目指し、送受信や中継ができる無線通信機能を搭載し、腰ベルトに通せる小型化を図った。

920メガヘルツ帯の無線を使い、中継器が不要で100メートル圏内の端末間通信が簡易に行える。遠隔送信用の親器を設置すれば、電子メールで異常を知らせることも可能だ。

装置に内蔵した角度センサーで人が倒れた状態を検知し、連続60秒続くと本警報を出す。急に倒れることを想定し、本体カバーは耐衝撃性樹脂を採用した。電源は単3アルカリ乾電池2本で20時間以上使用できる。高輝度の発光ダイオード(LED)で点滅し、大音響ブザーで早期発見を補助する。

日刊工業新聞2020年5月29日

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