客足が徐々に戻るJR西、車内全体の抗菌加工を開始
JR西日本は車内全体の抗ウイルス・抗菌加工を始めた。9月末までに京阪神エリアを走行する約3600両、最終的に在来線約5200両全てに実施する計画。ウィズコロナ下での乗客の安全・安心確保につなげる。
第三者機関によってインフルエンザウイルスやノロ系ウイルスで効果が確認された薬品を使用。効果は数年間持続するという。窓や座席など、乗客が手に触れる可能性がある箇所全体に噴霧する。
関西は21日の新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言解除を受け、通勤乗客などが徐々に戻りつつある。
長谷川一明社長は「安全・安心の確保では何が正解かわからないが、やれることからやっていく」と模索状態ながら社会インフラ維持に意欲を見せる。今後、特殊フィルムで駅エレベーターボタンなどの抗ウイルス・抗菌加工も実施する。