【新型コロナ】5m先から検温可能、AIサーマルカメラの実力とは?

マスク装着も瞬時に判定

  • 0
  • 0
AIカメラで検温、マスク有無を判別(イメージ)

キュービットロボティクス(東京都千代田区、中野浩也社長)は、新型コロナウイルス感染症対策でビル入館者らの検温需要が高まっていることを受け、人工知能(AI)サーマルカメラを発売した。一般的なサーマルカメラの検温距離が3メートル程度なのに対し、5メートルの遠距離から検温が可能。マスク装着も瞬時に判定し、不適合者には警報音や音声で注意できる。消費税抜き価格は120万円程度。年間10台以上の販売を目指す。

カフェ向けロボットで蓄積している画像認識と顔認証のノウハウを生かした。大型オフィスビルを運営するデベロッパーや、公共機関などからすでに引き合いが来ている。

同社は2018年からカフェロボットを本格展開している。ロボットアームで注文客のカップにコーヒーを注ぐ動作に加え、AIとカメラで近寄ってきた客の顔や性別、年齢を判別して「本日はカフェラテがお勧めですよ」などと“接客”ができる。AIサーマルカメラもこの技術を活用する。

複数カメラで撮影した画像を用いて、瞬時に体温とマスク有無を判別。発熱者やマスク未装着者には警報で知らせる。そのまま通過しても写真データが記録できるため、オフィスビルの場合には、社員の顔写真や名前を事前登録すれば個人別の証拠記録が可能という。

日刊工業新聞2020年5月15日

関連する記事はこちら

特集