AIで肺炎診断支援、富士フイルムが技術開発スタート

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症状の経過をグラフ化して定量的に示す

富士フイルムは、人工知能(AI)を活用し、新型コロナウイルス感染症による肺炎の診断を支援する技術の開発を始めた。胸部のコンピューター断層撮影装置(CT)画像から、新型コロナによる肺炎の特徴的症状「すりガラス影」などをAIが識別し、症状の経過をグラフ化して定量的に示す。画像の読み取りを行う医師の負担軽減や、治療薬の開発に役立てる考えだ。

神奈川県立循環器呼吸器病センターと共同で研究を開始した。同社は2018年春から京都大学と共同で間質性肺炎の病変を定量化する研究を進めており、これを新型コロナ肺炎に応用する。20年度中に薬事認可を取得し、実用化を目指す。

同社メディカルシステム事業部ITソリューション部の成行書史マネージャーは「従来は医師が目視で画像診断していたが、定量値をもとに診断できるようになる」と説明した。

日刊工業新聞2020年5月21日

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