新型コロナを20秒で検出、理研が新手法開発に着手

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透過型電子顕微鏡で撮影した新型コロナ(NIAID―RML提供)

理化学研究所の創発生体工学材料研究チームは、新型コロナウイルスの新たな検出方法の開発に着手する。新型コロナに特異的に結合して強い蛍光を発する分子を使い、検体と混ぜて蛍光強度を測定することでウイルスの有無を簡易的に調べられる。現在使われているPCR法はウイルスの検出に数時間かかるが、新たな検出法は約20秒で検出できるとみられる。同検出法が確立すれば、誰でも簡易的に短時間で新型コロナを検出できる。

新型コロナと特異的に結合し、蛍光を強く発する分子の開発に乗りだすもよう。検体と新型コロナに特異的に結合する蛍光分子を混ぜ、混合液の蛍光強度を測定するとウイルスの有無が分かる。蛍光分子単体と検体を混ぜた時の蛍光強度を比べて、強度が増加すれば新型コロナに感染していると判断できる。

少量の混合液で測定できる簡易的な小型の蛍光測定器で検出できる。そのため検体を研究機関に送ったり、特別な装置を使ったりする必要がない。検出する操作は検体と蛍光分子を混ぜて測定するだけであり、専門的な知識を伴わず誰でも簡単に取り扱える。

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日刊工業新聞2020年5月20日

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