建機へのオンデマンド給油サービス、三井物産が実用化へ

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三井物産は、情報通信技術(ICT)を活用して建設機械の燃料残量などを遠隔から監視し、効率的に給油できるサービスに取り組む。建設現場などへ燃料巡回給油サービスを行う事業者にとり3―4割程度過剰とされる訪問回数を減らし、効率的な給油を可能とする。三井物産はこのサービスを、ガソリンスタンドも含めた同事業者向けに提案し、燃料給油量に応じた課金ビジネス化を想定する。10月にも実用化したい考えだ。

コマツなど出資のランドログ(東京都港区)による建設機械の稼働状況などが把握できるデータプラットフォーム「ランドログ」を活用し、各建設機械の残量を分析する。「現時点で、コマツ以外の建設機械では給油実績などの情報のみ活用可能だが、将来的にはセンサー設置などで稼働状況などの情報把握・分析を目指す」(三井物産)という。

同プラットフォームにより、事前登録で使用建設機械のリスト・給油実績などの情報をまとめ、会社全体で把握することが可能。ランドログ活用可能な建設機械では、燃料切れが起きそうな場合など燃料が一定量を下回ると、燃料巡回給油サービスの提供事業者にアラート(警告)を通知する。

建設現場への配送ルート構築には、タンクローリーに特化したルートを表示できるナビタイムジャパン(同港区)のシステムを活用する。タンクローリーの位置情報も活用し、現在地からの効率的な運行ルートを表示できる。

月内から6月まで、福島県と広島県の現場で実証実験し効果を検証する。毎日の利用状況を分析し、将来の消費量予測にも対応していく方針だ。

日刊工業新聞2020年4月22日

COMMENT

八子知礼
INDUSTRIAL-X
代表

私も関与している建機へのオンデマンド給油サービスがいよいよ実用化へ動き出します。 ランドログの建機稼働データを使えば、建機の残油量と燃料消費ペースがわかるため、いつ頃どの現場の建機にどのくらい給油に行けば良いかぎわかります。あとはそれに対してルート最適化すれば効率良いルート配送が可能になります。 現場の稼働状況がIoTによって見える化されることを前提に、ルート配送の当たり外れが生じうる業界には横展開可能なサービスモデルといえるでしょう。

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