【新型コロナ】医療現場を支援…日産が自動車開発の知見と設備生かす

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日産自動車は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内外で医療現場への支援を拡充する。日本、米国、英国では自社工場を活用し、顔を飛沫(ひまつ)感染などから守る「フェースシールド=写真」を生産する。スペインでは医療機関などと協力し、人工呼吸器の製造を始める。自動車の開発や生産で培ったノウハウ、保有設備を活用し、感染拡大防止に向け支援を積極化する。

日本では神奈川県内の研究開発拠点や部品工場で保有する3Dプリンターを活用。4月から月約2500個のフェースシールドを生産し、無償で提供する。人工呼吸器や人工心肺装置メーカーへの支援を検討するほか、グループで医療用機器を製造するための工程改善や、不足部品の供給などを提案する。

英国ではサンダーランド工場で、従業員がボランティアとして取り組むフェースシールドの生産を支援する。これまでに7万7000個を出荷し、今後は最大で毎週10万個の出荷を予定する。また日産は射出成形機の購入費用を援助し、フェースシールドの生産能力向上にも貢献する。

スペインでは医療機関や地元企業と協力。駆動装置を生産するバルセロナ工場で人工呼吸器の生産を始める。

日刊工業新聞2020年4月20日

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