デンソーが米国で防護マスク生産、総力戦で新型コロナ対策を支援

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「未来を作るのは、いつだって人」(デンソーのブランドビジョン=同社公式サイトより)

デンソーは、米生産子会社「デンソー・マニュファクチュアリング・テネシー(DMTN)」で医療用防護マスク(フェースシールド)の生産を始めた。数千個規模で量産して地域の医療機関に提供する。加えてカナダの拠点では従業員が自宅で3Dプリンターを使い、防護マスクの部品の製造を始めた。自社設備を活用し、新型コロナウイルス対応を支援する。

現在米国とカナダの工場ではラインごとに生産調整しながら、部分的に稼働を続けている。DMTNは電装品やメーター、自動車用電子部品を手がける。すでに30個の防護マスク試作品を製造し、地元の病院に寄付した。順次生産能力を強化しており、新型コロナ対応による医療機器不足に貢献する考え。

またカーエアコンやコンデンサーなどを製造する「デンソー・マニュファクチュアリング・カナダ」では、従業員が3Dプリンターを活用して防護マスク部品の生産を始めた。2日ごとに50セットを、防護マスクを手がける地元の企業に提供するという。

デンソーの伊藤健一郎経営役員は「新型コロナへの対抗と、危機に対応している医療関係者の支援のため、我々の生産能力や設備を活用することが重要だ」とコメントした。

デンソーは日本でマスクの自給自足を始めたほか、カナダのDウェーブ・システムズが実施する量子コンピューターを使った対策プロジェクトに参画するなど、新型コロナ対策支援を加速している。

日刊工業新聞2020年4月10日

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