「コロナ後」や5Gの半導体需要に備えて!フジキンがガスユニット4割増産

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フジキン(大阪市北区、野島新也社長、06・6372・7141)は、韓国で半導体製造装置用ガスユニットの年産能力を約40%増強する。現地子会社が土地を取得し、新棟を着工した。第5世代通信(5G)にからむ半導体需要と、韓国政府が進める半導体産業の現地化政策による伸びに対応する。投資額は約200億ウォン(約18億円)。完成予定は7月。現地生産能力は金額ベースで年間約3500億ウォン(約310億円)に高まる見通し。

TKフジキン(釜山市)の工場隣接地を取得し着工した。3階建て延べ床面積約6000平方メートル。うちクリーンルームは約2000平方メートルで、設備類の詳細は今後固める。

半導体ガスユニットは、ウエハーに薄膜をつけるプロセスガスを制御するもので、精密バルブシステムやフィルター、レギュレーターなどで構成する製品。半導体業界は需要変動が大きく、さらに半導体そのものよりも装置やユニット、部品の需要拡大期は早く到来する。このため部品メーカーは半導体需要の拡大前に増産体制を整えておく必要がある。

フジキンの半導体製造用バルブやユニットの受注は、2019年夏に底を打ち、同年秋頃から拡大している。需要の伸びが大きい韓国では国内やベトナムの製造拠点から部品を送っており、現時点でキャンセルなどもないという。

新型コロナウイルス感染症の今後の影響について、野島社長は「本格的な需要拡大期が先送りになる可能性はあるが、コロナ収束後の需要が確実」と見ている。

また韓国政府は半導体製造に必要な素材、化学薬品、装置などを、国産化や外資メーカーの誘致により現地化する方向性を強めている。これらの需要の顕在化にも備える。



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フジキン 半導体

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