【新型コロナ】検温の需要“爆増"で赤外線カメラの生産3倍へ

日本アビオニクスが福島の工場で体制構築

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赤外線サーモグラフィーカメラ

日本アビオニクスは、温度測定に使う赤外線サーモグラフィーカメラ(写真)の増産体制を構築した。福島県郡山市の工場を通常時の8時間操業から3交代の24時間操業に改め、生産量を前年同期に比べ3倍に増やした。新型コロナウイルスの感染拡大で赤外線カメラの引き合いが急増している。米大手フリアーシステムズ(オレゴン州)の製品を販売するリコージャパン(東京都港区)では、問い合わせが従来比で5倍ほどに増えている。

日本アビオニクスは赤外線カメラの国内大手。これまでの引き合いは、研究機関や公的機関からが多かった。今回は、企業が来訪者の受付時に体温を計る用途で、購入したいとするニーズが多い。

赤外線カメラの部品は海外から調達するものもあるが、現時点で調達に支障は出ていないという。生産量を拡大し、感染拡大の阻止に努める社会の要求に応える。

一方、リコージャパンは、問い合わせ件数が月50件程度に増えた。通常時は10万―20万円ほどのモデルが人気だが、一定の温度でアラームが鳴る上位モデルの要望が多いという。

日刊工業新聞2020年3月27日

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