現場ヘルパーからも好評!歩行補助機能付き点滴スタンドが小型軽量化
KSK(埼玉県東松山市、遊馬靖美社長、0493・21・7388)は、在宅で使用できる歩行補助機能付き点滴スタンド「コンパクト・ウォーカー」を開発し発売した。小型軽量で居室内の取り回しに優れる。点滴スタンドと歩行器が一体化した製品で、体重をかけても転びにくく点滴をしながら安心して歩き回れる。販売価格は個別見積もり。現在は複数の訪問介護施設が試用中で5台以下から注文を受け付ける。
開発した製品は医療機関や介護施設向けに開発した歩行補助機能付き点滴スタンド「ユーティリティー・ウォーカー」を在宅向けにしたもの。従来製品より約20%小さい縦41センチメートル×横50センチメートル×高さ91センチメートルの外寸。四つの車輪で前後左右に動かしやすい。
点滴スタンド、酸素ボンベ用ラック、吸引器などを取り付けられるラックを標準で備える。
点滴スタンドに輸液バッグをつり下げ、ハンドルに両手をかけながら安全に歩行できる。ティッシュペーパーやゴミ袋など介護現場で必要なものを自由に取り付けられる拡張性の高さが特徴。
ハンドル付近にはスマートフォン用のホルダーをオプションで搭載する。スマートフォンのGPS機能などを利用し、位置情報の把握や緊急時のナースコールなどに使用することを見込む。
埼玉県の訪問介護事業者とKSKが共同開発した。同社の望月徹氏は「現場のヘルパーからは、トイレに持ち込める点や酸素ボンベ・ゴミ袋などを自由に取り付けられる点が好評だ」としている。