kawasakiの4輪バギーが北米で成長している!
川崎重工業は北米で4輪バギー事業を強化する。2021年度までにファミリー層向けの新型車を投入する。同社は21年度に4輪バギー事業を含む「モーターサイクル&エンジンカンパニー」の売上高を18年度比約1割増の4000億円に引き上げる計画。需要が好調な北米向け4輪バギーを成長分野と位置付け商品群を広げる。
川重は4輪バギーの主な商品として実用性とレジャー性を兼ね備えた多用途の「MULE(ミュール)」とオフロード向け「TERYX(テリックス)」のシリーズを設定している。21年度までに両シリーズでファミリー層向けをターゲットにした新商品を発売する。6人乗りなど大人数が乗れるような仕様とし、快適性も高める方針だ。
北米の4輪バギーは19年の全体需要が約50万台。川重のシェアは10%強を占めるという。川重は近年販売を伸ばしており、商品群を強化することで拡販を加速する。
モーターサイクル&エンジンカンパニーの18年度の売上高3568億円のうち、4輪バギーとジェットスキー分野で809億円。
4輪バギーは特に事業成長を見込んでおり、4輪バギーとジェットスキー分野の売上高を中期経営計画の最終年度の21年度までに「2ケタ%程度増やしたい」(堀内勇二常務執行役員)としている。
日刊工業新聞2020年3月2日