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「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験が始まった

「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験が始まった

スカイドライブが開発を進める、1人乗りの「空飛ぶクルマ」

SkyDrive(スカイドライブ、東京都新宿区、福沢知浩社長、03・3207・2585)は、事業化に向けて開発を進める「空飛ぶクルマ」の有人飛行試験を始めた。2019年12月下旬に、愛知県豊田市内の研究開発拠点で着手した。今後は屋内での飛行試験を経て屋外飛行試験許可を取得する計画で、23年の機体販売開始に向けて開発を加速する。

有志団体のCARTIVATOR(カーティベーター)と共同で試験を行う。機体は1人乗りで、大きさは縦3.6メートル×横3.6メートル×高さ1.6メートル。試験では飛行高度や飛行形態、緊急着陸などさまざまな状況を想定し、徐々に動作を複雑にさせながら安全性や操作方法などを検証する。まずは8月の有人デモ飛行実現を目指す。

日刊工業新聞2020年1月9日

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