声で認知症を早期発見、東大の技術活用し開発へ

10秒程度の音声データから独自のアルゴリズムで分析

MS&ADインシュアランスグループホールディングスは、東大と音声データから認知症や軽度認知障害(MCI)の予兆を発見するサービスなどの共同研究を始めた。早期発見で重症化を防ぐと同時に、認知機能の改善が期待できるサービス提供も目指す。データヘルスの推進で持続可能な健康長寿社会の実現につなげる。

「東京大学COI自分で守る健康社会拠点」で開発された音声で疾病を見分ける技術を基盤に、「社会連携講座」を設置して研究する。サービスは10秒程度の音声データから独自のアルゴリズムで分析する方法を検討。MS&ADはアルゴリズムの開発に必要な音声データの収集などで協力。未病・予防領域に関心が高い自治体とデータ収集で連携を目指す。

MCIのリスク判定には血液検査などの方法があるが、日常生活の中で簡単に早期予兆を発見できる音声を重視した。サービスは認知機能回復プログラムの提供を含め、スマートフォンアプリで契約者らに提供する予定。製品化には約2―3年程度かかる見込み。

日刊工業新聞2019年12月25日

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