歯周病にご用心。アルツハイマーを悪化させる
名古屋市立大が解明
名古屋市立大学大学院医学研究科の道川誠教授らは、歯周病によってアルツハイマー病や認知機能障害が悪化することを突き止めた。歯周病による慢性炎症が脳内に及び、アルツハイマー病原因分子のレベルが上昇。記憶学習能力が低下したとみられる。歯周病の治療や口腔(こうくう)のケアがアルツハイマー病の予防や進行抑止につながる可能性がある。
研究グループは、アルツハイマー病のマウスに歯周病菌を感染させて経過を見た。その結果、アルツハイマー病原因分子であるたんぱく質「アミロイドβ」の脳内レベルと脳内炎症分子が高まり、認知症が悪化したという。
現在歯周病治療や口腔ケアによる認知症患者への臨床介入試験で人間への効果を検証している。
研究グループは、アルツハイマー病のマウスに歯周病菌を感染させて経過を見た。その結果、アルツハイマー病原因分子であるたんぱく質「アミロイドβ」の脳内レベルと脳内炎症分子が高まり、認知症が悪化したという。
現在歯周病治療や口腔ケアによる認知症患者への臨床介入試験で人間への効果を検証している。
日刊工業新聞2017年11月16日