とっても軽い通訳ブース、二人で組み立てられる構造が面白い

ADFが開発した同時通訳ブース

エーディエフ(ADF、大阪市西淀川区、島本敏社長、06・6474・9995)は、吸音効果がある樹脂パネルとアルミニウムフレームで構成する同時通訳ブースを投入した。従来の海外製ブースの重量は約240キログラムあるが、開発したブースは90キログラムと軽量なため2人での組み立て作業が可能。消費税抜きの価格は100万円程度。コンベンション施設や音響・映像、通訳業務を扱う企業などに提案する。

開発した同時通訳ブースは、パネルやフレームをマグネットでくっつけるだけの簡易な構造が特徴だ。ただマグネットだけでは組み立て途中に倒れる可能性もあることから、コインを使うロック機構を設けた。この構造は特許取得している。コインによる組み立ての考案は「工具がなくても世界中にコインはどこでもあるため」(島本社長)で、コインがない場合は爪での操作が可能という。

ブース内部には発光ダイオード(LED)ライト内蔵の換気システムを据えた。マイクで拾わないほど静かな換気音のため、通訳業務への支障はない。2020年の東京五輪・パラリンピックの開催を控え、ADFは国内で開かれる世界的な国際イベントなどで需要があると見ている。

日刊工業新聞2019年12月13日

関連する記事はこちら

特集