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水中ドローンで漁場を遠隔監視、カキの養殖に利用

NTTドコモと東京大学大学院は、第5世代通信(5G)と水中ドローン(水中探査ロボット)を活用して漁場を遠隔監視する実証実験に成功した。陸上のスマートフォンで海中の漁場の様子をリアルタイム観測でき、カキなど養殖物の成育状況を確認する作業を効率化できそうだ。

海上に停泊中の船舶のデッキに設置した5G移動局(写真)と有線で接続した水中ドローンを広島県江田島市のカキ養殖場の海中に投入。水中ドローンのカメラで撮影した海中のハイビジョン(HD)映像を陸上の5G基地局に無線で伝送した。同時に、水中ドローンの操作信号を5Gで無線伝送した。

使用した周波数帯は28ギガヘルツ(ギガは10億)帯。5G移動局から5G基地局への通信速度は最大で毎秒約300メガビット(メガは100万)。5G移動局は米インテル製品、5G基地局にはスウェーデンのエリクソン製品を用いた。5G移動局を設置した船舶は、陸上の5G基地局から100メートル―150メートルの範囲に停泊させた。

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