競技場・ゴルフ練習場向けロボット芝刈り機、自動できれいに
やまびこは芝管理を省力化できる自走式ロボット芝刈り機「エコーロボティクスTM―2000=写真」の国内市場での提案を本格化する。長さ1110ミリ×幅1278ミリメートルの大型サイズで、広い競技場のグラウンドや公園、ゴルフ練習場などの芝をきれいに整備できる。消費税抜きの価格は本体が232万円、充電器が32万8000円。
ベルギーの子会社で製造し、欧州では約2000台の販売実績があるという。ラグビーやサッカーなど地方都市の競技場が増えていることに加え、芝刈りの人手不足で日本でも需要があるとにらんだ。
芝刈りの最大作業面積は2万平方メートルと広大。電磁波を発生するワイヤで最初に対象エリアを囲い、ロボットが電波強弱で距離を判断して、エリア内をランダムに走行し、芝を刈る。底部に円盤状の回転刃が5台あり、順番に上下して芝を刈る仕組み。
天候や昼夜を問わず24時間作業が可能。専用充電器で充電後は1時間作業し、終了後は自走で充電器に戻り充電、再び作業を始める。充電管理なども省人化ができるほか、連続刈り込みで美しい芝面を実現できる。
日刊工業新聞2019年11月26日