畳需要は減少も…主婦に人気「置き畳」の実力
横谷の「フロアtatami」
横谷(兵庫県丹波市、香良昌宏社長、0795・76・1164)が製造・販売するオーダーメード型置き畳「フロアtatami」は、2018年10月の発売から約4万8000畳出荷している。
半畳で縁がない琉球畳風の置き畳は、木防汚加工を施した和紙や樹脂を圧着加工して製造している。カビやダニの発生を抑え、い草に比べて3倍の耐久力を持つという。
畳部品の卸売り販売から畳製造まで手がけてきたノウハウを生かし、素材や色、柄、サイズの要望に細かく対応している。デザインや色調など各10種類以上を用意し、ネット販売している。
「モダンタイプ」として展開する標準商品は、1枚当たり縦82ミリ×横82ミリ×厚さ13ミリメートルで消費税抜きの価格は5800円。
近年畳需要は減少しているが、洋室にも設置でき主婦層を中心に注文が増加。香良社長は「設備投資やウェブサイトの充実などを通じて拡販し、置き畳の事業を成長の柱に育てたい」と熱を込める。