地上と宇宙で超高速通信へ、NTTとJAXAがタッグ

100Gbpsの高速通信研究

 NTTと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地上と宇宙を超高速でつなぐ光・無線通信インフラの共同研究を始めると発表した。静止軌道と低軌道の衛星間、静止軌道の衛星と地上局の間で1秒当たり100ギガビット(ギガは10億)超の通信を実現。積乱雲の氷雲を宇宙から観測して台風などの気象状況予測に活用する。

 無線通信では、送信機と受信機の双方に複数のアンテナを用いて同時に同一周波数で異なる情報を伝送する「MIMO技術」で通信の大容量化を実現している。ただ、衛星通信では電波が広がる距離が地上より長く、遅延量も多くなるため、携帯電話で実用化しているMIMO技術をそのまま適用することが難しかった。

 共同研究では、受信タイミングや周波数誤差が異なる複数信号を調整して適切に処理するNTTの技術と、JAXAの低軌道衛星システム設計技術を生かし、低軌道衛星と地上局の間でMIMO技術を用いた大容量超高速通信を目指す。

めざすべき世界観イメージ(NTTの発表資料から)          

日刊工業新聞2019年11月6日

  

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