手塚治虫「海のトリトン」起用し海洋人材の育成目指す神戸大

 神戸大学は5日、最新の探査機能を備えた新型練習探査船を2021年にも運用すると発表した。現在稼働中の「深江丸」は海底巨大カルデラ火山の噴火予測に関する探査を行うなど注目を集めているが、完成後32年を経て安全面や性能面で支障が出てきていた。深江丸の機能を向上させるだけでなく、災害時の支援活動にも対応できる船を新造する。

 同大学が進める海洋の教育、研究、運用に取り組む「海神プロジェクト」の一つとして同日公表した。新型練習船の建造や運用は、全学組織となる「海洋教育研究基盤センター」が担う。10月に設置した「海共生研究アライアンス」や21年4月開講予定の「海洋政策科学部」と併せ、取り組みを進める。

 プロジェクトのイメージキャラクターとして故手塚治虫氏の海洋冒険漫画のキャラクターを起用した。

 会見で武田廣学長は「海洋立国日本として、海洋基盤となる研究や人材の育成を目指す。国際的に活躍できるリーダーシップ人材の育成のために教育や研究、運用を行い、神戸大の強みを生かしていきたい」と語った。

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日刊工業新聞2019年11月6日

  

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