日産の「eパワー」に欠かせない駆動部品メーカー、増産に動く

愛知機械が増減速機など25%増

 愛知機械工業(名古屋市熱田区、桜井亮社長)は、2019年度の駆動部品の生産台数を前年度比25%増に引き上げた。日産自動車の独自ハイブリッド技術「eパワー」向け増減速機を中心に生産量を増やす。生産ラインの集約や効率化を進め、稼働率向上を図る。

 日産が手がけるエンジンで発電してモーターで走るeパワーの搭載車の販売が好調に推移しており、同技術向けの増減速機が生産拡大に寄与する。

 このほか新たに立ち上げる手動変速機(MT)や、関連部品などの生産を引き上げる。全社の設備投資額は前年度比約17%増の120億円超を計画しており、生産ラインの増設や集約、設備更新を進める。

 またラインの稼働時間を増やすほか、効率化を実施し生産増に対応する。19年度の駆動部品の具体的な生産台数は公表していない。これまでの累計では2100万台を生産している。

 愛知機械の19年度の売上高は、前年度並みの1300億円程度と予想する。主要供給先の日産は電動化を加速する方針を掲げている。愛知機械はeパワー関連を中心に日産・仏ルノー・三菱自動車連合向けの受注拡大を進め、20年度に売上高を1400億円とする中期経営計画の達成を目指している。

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日刊工業新聞2019年10月22日

  

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