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ドラム式洗濯機市場に風雲急!お手頃価格でアイリスオーヤマ参戦

海外展開も視野に
 アイリスオーヤマ(仙台市青葉区、大山晃弘社長、022・221・3400)は25日、ドラム式洗濯機市場に本格参入すると発表した。部屋干しの嫌なにおいを銀イオンと温水の併用で抑える「ドラム式洗濯機=写真」を10月10日に発売する。参考価格は12万8000円(消費税抜き)。全国の家電量販店、ホームセンターなどを中心に、初年度5万台を目指す。

 同製品は洗剤投入ケース部分に設置した銀イオンカートリッジに、水道水を通過させることで、銀イオンが水道水に溶け出し衣類を99%以上除菌する。銀イオンカートリッジと製品下部にあるヒーターで水道水を温めた温水を併用する「Ag+除菌システム」により、部屋干しの気になるにおいを防ぐとともに、部屋干しコースでは乾燥時間を通常の約3分の2に短縮できる。

 石垣達也家電事業部統括事業部長は「当面は日本で販売を行う予定だが、海外も視野に入れている。その際は海外のニーズに合わせた仕様にする」と述べた。

日刊工業新聞2019年9月26日


洗濯機の国内出荷は順調


 日本電機工業会(JEMA)がまとめた8月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比11・7%増の2178億円と2カ月ぶりに増加した。8月の出荷額としては過去10年で最高。東日本を中心に気温が上昇したことで、ルームエアコンの出荷額が同16・8%増の766億円と高水準だった。

 洗濯機の出荷額は、同25・3%増の328億円と14カ月連続で増加。洗濯容量が大きな製品や洗濯乾燥機への買い替えが続いているためとみられる。冷蔵庫は同4・2%減の430億円と2カ月連続で減少した。

 製品別の出荷台数は、ルームエアコンが同17・4%増の96万台で2カ月ぶりに増加。冷蔵庫は同0・7%減の39万2000台で3カ月連続の減少。洗濯機は同14・6%増の40万6000台と2カ月連続で増加した。

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日刊工業新聞2019年9月26日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
乾燥機能が付いていなくても、お手頃な価格でドラム式が手に入る点は魅力かもしれません。価格面以外での差別化のポイントが気になります。洗濯乾燥機の国内出荷は、ドラム式が6割近くを占めているとのこと。どこまで拡大が続くのか、こちらも気になります。

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