拡大倍率は300倍、8K手術用ビデオ顕微鏡システムの実力

エア・ウォーターが発売へ

 エア・ウォーターは8K手術用ビデオ顕微鏡システム「マイクロエイト=写真」を9月2日から発売する。毛髪の10分の1の大きさの被写体を可視化し、微小血管やリンパ管を縫い合わせる手術などで使用できる。焦点距離の異なるレンズを術式に合わせて交換でき、微細な外科手術が可能。販売価格は6500万円から。今後3年間に100台の販売(レンタル含む)を見込む。

 同製品は70インチ8K大型モニターと組み合わせて300倍の拡大倍率と広い視野を確保した。一般的な手術顕微鏡は20―40倍程度。立体視と深い焦点深度を実現し手技のしやすさを向上した。医師は頭を上げた姿勢でモニターを見ながら手術を行える。エア・ウォーターのグループ会社カイロス(東京都港区)が開発した。

 開発に携わった慶応義塾大学医学部の小林英司医師は「今まで縫えなかった神経や血管が縫えるようになる。これまで不可能だった手術領域に飛び込む製品だ」と話している。

日刊工業新聞2019年8月23日

  

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