ヤマハ発×ソニー エンタメ特化の自動運転車で何ができる?

共同出資会社の設立も検討

 ヤマハ発動機は21日、ソニーと共同でエンターテインメント用自動運転車「SC―1」を開発し、2019年度内に同車を使ったサービスを国内で始めると発表した。エンターテインメントに特化した自動運転車の開発は国内初という。将来はサービス事業の共同出資会社設立も検討する。

 SC―1はヤマハ発の電動ゴルフカート「G30Es―Li」をベースに開発した5人乗り車両で、電磁誘導で走行する。室内や車体側面にはソニー製の高精細ディスプレーを搭載。車両に設置したカメラやイメージセンサーなどで認識した映像を表示する。ソニーのリアルタイム複合現実(MR)技術を使って、例えば動物などの映像を実際の映像に組み込むなどして、搭乗者と周囲の人にエンターテインメント空間を提供する。ショッピングモールやテーマパークなどで低速走行での利用を想定している。

 取得した情報を人工知能(AI)で解析することで、ショッピングモールでの来店者の性別、年齢に応じた広告の表示なども可能になるという。

 車両の生産はヤマハ発子会社のヤマハモーターパワープロダクツ(YMPC、静岡県掛川市)が手がける。

 YMPCの田口慎一郎LLV事業推進部企画部長は「自動運転としては『レベル2』にあたる。今後幅広い分野で展開を検討していければ」としている。

日刊工業新聞2019年8月22日(自動車・輸送機)

  

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