美容・健康事業の協和が歩行指導員を育てる狙い

公的保険外のリハビリテーション事業に参入

 協和(東京都新宿区、堀内泰司社長、03・5326・8001)は、公的保険外のリハビリテーション事業に参入する。ウオーキング事業を20日に立ち上げて、リハビリの療法士と新たな資格をあわせ持つ指導員による歩行系の各種サービスを提供する。国際統合リハビリテーション協会(IAIR、同渋谷区)と連携して理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の資格者から歩行指導員を育てる。健常者の歩行や生活習慣の改善も扱う。

 ウオーキング事業では、競歩の元五輪代表選手による独自の歩行改善プログラムを提供する。各種療法士を対象に、今回IAIRが新たに作った歩行指導員の資格取得者100人を早期に育成する。1時間4回がセットの3種の「ウォーキング療法士パーソナルコース」サービスを提供する。屋外での歩行を指導するコースと、屋外歩行とボディーケアのセットコース、利用者の自宅に出張するコースを用意している。提供価格は消費税抜きで6万円から10万円に設定。保険会社と連携してリハビリ時の保険も整える。

 ほか、旅行会社と連携したウオーキングツアーなどのイベントも実施する。

 脳梗塞などによる医療保険内のリハビリは受け皿が不足している。保険外リハビリによってリハビリの機会の不足を補うほか、保険内ではできない質の高い個別のリハビリで、各種運動ができるまでになるなど、より生活の質(QOL)を高められると期待される。

 協和は健康食品や美容品の通信販売が主業務。健康関連の分野を広げることで、ブランド向上とさらなる社会貢献が果たせるとしている。

日刊工業新聞2019年8月20日

  

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