大和ハウスが120億円投じ国内最大級の研修拠点、何を学ぶ?
奈良工場敷地内に新設
大和ハウス工業はグループの人材育成を一手に担う、国内最大級とみられる研修センターを奈良工場敷地内(奈良市)に新設する。総事業費約120億円を投じ、グループ会社全体が創業者精神を継承しイノベーションを生む“人財”を育成する拠点と位置付ける。グループの技術や製品を展示し、建物に自社技術を採用して国内外への情報発信の場にもする。このほど着工し、創業者・石橋信夫氏の生誕100周年にあたる2021年4月の開設を予定する。
新設する研修センターは、既存の大和ハウス工業単独の研修施設を取り壊し、グループ全体の施設に刷新する。主要子会社のフジタやコスモスイニシアなどを筆頭に387社あるグループ各社で活用する。経営の根幹に置く創業者・石橋信夫氏の精神をグループ全体まで浸透させ、長期目標に掲げる55年にグループ売上高10兆円の実現に弾みをつける。
施設の敷地面積は約1万8832平方メートルで、4階建て建物の延べ床面積は約1万6977平方メートルと、国内の研修施設で最大級という。約500人収容の大ホールや宿泊室、多目的室など計288室を用意。放射冷房システムなどグループの最新技術も採用する。グループ研修以外に、オープンイノベーション推進の場にも活用する。
研修センターは企画や設計、生産、施工、ファシリティー管理(FM)まで建設の3次元モデル技術「BIM」をフル導入した第1号案件にもなる。
研修センターを設けるエリアは、奈良工場が溶接用など各種ロボットや工場用エネルギー管理システム(FEMS)など生産ラインを見学でき、近隣に建材や新工法など技術開発を担う総合技術研究所と、石橋信夫記念館が立地する。国内外の顧客に対し、大和ハウスグループの活動の理解を深めてもらう場にも位置付けていく。
新設する研修センターは、既存の大和ハウス工業単独の研修施設を取り壊し、グループ全体の施設に刷新する。主要子会社のフジタやコスモスイニシアなどを筆頭に387社あるグループ各社で活用する。経営の根幹に置く創業者・石橋信夫氏の精神をグループ全体まで浸透させ、長期目標に掲げる55年にグループ売上高10兆円の実現に弾みをつける。
施設の敷地面積は約1万8832平方メートルで、4階建て建物の延べ床面積は約1万6977平方メートルと、国内の研修施設で最大級という。約500人収容の大ホールや宿泊室、多目的室など計288室を用意。放射冷房システムなどグループの最新技術も採用する。グループ研修以外に、オープンイノベーション推進の場にも活用する。
研修センターは企画や設計、生産、施工、ファシリティー管理(FM)まで建設の3次元モデル技術「BIM」をフル導入した第1号案件にもなる。
研修センターを設けるエリアは、奈良工場が溶接用など各種ロボットや工場用エネルギー管理システム(FEMS)など生産ラインを見学でき、近隣に建材や新工法など技術開発を担う総合技術研究所と、石橋信夫記念館が立地する。国内外の顧客に対し、大和ハウスグループの活動の理解を深めてもらう場にも位置付けていく。
日刊工業新聞2019年7月24日