ぬいぐるみをロボット化する製作キット開発。どんな動き?

ぬいぐるみに駆動用糸を縫い付け、巻きとる長さやタイミングをプログラミングすることで動きを付けることができる
 東京工業大学の長谷川晶一准教授は、裁縫とプログラミングで作れるぬいぐるみロボット製作キット「NUIBOT(ヌイボット)」を開発した。ぬいぐるみなどに糸を通してモーターで巻き取るシンプルな構成。糸を引っ張りぬいぐるみや衣服、のれんなどを動かす。コードを書かずに直感的にプログラミングする環境を整えた。8月をめどにソフトクリーチャー(東京都品川区)からユーザー評価用機を発売する。

 小型モーターに磁気式の角度センサーを付けてサーボ制御する。拡張ボードによって最大64個のモーターを駆動することができる。ユーザーは駆動用糸を縫い付けて、ぬいぐるみなどに動きを付けることができる。

 例えばぬいぐるみの腕の片側に糸を縫い付けて巻きとると、糸の側に腕が曲がり、手を振っているように動かせる。

 米マイクロソフトが提供するプログラミング学習ツール「メークコード」に対応させた。巻きとる長さやタイミングを記した動作ブロックをつなぎ合わせて一連のプログラムを作る。

 コードを書けなくても直感的にプログラミングできる。

 家庭科の授業へプログラミング教育を導入しやすくなる。また裁縫ができるクリエーターが手芸作品をロボット化する開発ツールとして提案する。

 センサーと連動させて衣服やぬいぐるみを動かし、コミュニケーションや誘導などの機能を持たせられる。

 製品化に向けて合同会社のソフトクリーチャーを立ち上げた。

日刊工業新聞2019年7月19日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

いつも遊んでいるぬいぐるみが突然動き出したら子どもたちもびっくりしそうです。

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