新開発の歯ブラシ、音楽が聞こえる機能を導入したワケ

京セラとライオンなどが開発

 京セラとライオンは、ブラシを歯に当てると音楽が聞こえる仕上げ磨き専用歯ブラシ「Possi(ポッシ)」を開発した。歯を通じ、振動を音として鼓膜に伝える。歯にブラシを当てた時だけ音が聞こえる不思議さで、子どもが歯磨きを楽しめる。事業化にはソニーの「ソニー・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム」を活用した。現在クラウドファンディングを実施中。市場を調査し、ニーズが高ければ一般販売する計画だ。

 京セラの圧電セラミック素子を、ライオンの歯ブラシヘッドに搭載した。本体部分のデジタル駆動アンプとつながっており、歯に当てると骨伝導で音楽が聞こえる。

 音はオーディオジャックを使い、スマートフォンやMP3などの音楽を流す機器と有線でつなげて流す。通信の設定など煩雑な作業は不要だ。

 小型かつ軽量でパワフルな素子を作れる京セラの技術と、ライオンの歯ブラシ技術を融合。ソニーはデザイン協力などした。うまく音が伝わるよう、毛先も工夫されている。
「ポッシ」を開発したチーム(右からソニー、京セラ、ライオンの社員)

日刊工業新聞2019年7月4日

  

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