東京医科歯科大、高度治療の新センターでできること
歯学部付属病院の診療棟内にリニューアルオープン
東京医科歯科大学は1日、高度で専門的な歯科治療を行う「先端歯科診療センター」を、同大歯学部付属病院の診療棟内にリニューアルオープンする。虫歯や歯周病の治療、口腔(こうくう)外科など、各領域の専門医からなるチームが包括的に治療する。プライバシーに配慮した個室や最新の機器を導入した手術室が設置されており、患者の要望に応じた高度な治療を行う。
一般的な歯科診療では、患者に必要な治療を1人の歯科医師が実施することが多いが、先端歯科診療センターでは各領域ごとの門医が治療を実施する。21の診療ブースユニットと手術台ユニットを二つ完備し、専門医を集約することで、患者は1カ所で総合的な治療を受けられる。
隣接する「リアルモードスタジオ」では、3Dプリンターを使って、口腔内模型や手術用マウスピースなど作製する。さらにカメラでスキャンした口腔内の3次元データを元に機械が自動的に人工歯を削り出す。人工歯は治療の当日に作製可能なため、治療時間も短縮される。
若林則幸院長は「東京医科歯科大学には50年の研究で蓄積された専門性がある。専門医が一体となって、患者にとって良い医療を提供したい」と話した。
一般的な歯科診療では、患者に必要な治療を1人の歯科医師が実施することが多いが、先端歯科診療センターでは各領域ごとの門医が治療を実施する。21の診療ブースユニットと手術台ユニットを二つ完備し、専門医を集約することで、患者は1カ所で総合的な治療を受けられる。
隣接する「リアルモードスタジオ」では、3Dプリンターを使って、口腔内模型や手術用マウスピースなど作製する。さらにカメラでスキャンした口腔内の3次元データを元に機械が自動的に人工歯を削り出す。人工歯は治療の当日に作製可能なため、治療時間も短縮される。
若林則幸院長は「東京医科歯科大学には50年の研究で蓄積された専門性がある。専門医が一体となって、患者にとって良い医療を提供したい」と話した。
日刊工業新聞2019年7月1日