ロームが200億円投資、生産能力15倍にするゲートドライバーIC

EV向けなど車載市場への展開を加速

 ロームは電気自動車(EV)などに搭載するインバーター(電力変換装置)制御に必要な「磁気式絶縁ゲートドライバーIC」を増産する。約200億円を投じ、2025年3月期までに生産能力を現状比15倍程度に引き上げる。次世代の炭化ケイ素(SiC)製パワー半導体を使うインバーターにも対応する。SiCパワー半導体と合わせて、注力する車載市場への展開を加速する。

 ロームは25年3月期までに高効率、高耐圧のSiC製パワー半導体に約600億円を投じ、世界トップシェアの30%を目指す方針を明らかにしている。今回の増産も、成長の柱に掲げる同パワー半導体事業の関連投資としての一面もある。

 EVの普及に合わせて、ICの組み立てなど後工程を担うタイの生産子会社で生産ラインを順次増強する。

 車向けゲートドライバーは絶縁方式の違いから光学式と磁気式がある。インバーターの小型化需要は大きく、小型化しやすい磁気式の比率は25年に現状の20%から75%以上に引き上がると見られる。

日刊工業新聞2019年6月28日(エレクトロニクス)

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。