BMWなど海外勢の不参加相次ぐ、存在感が低下する東京モーターショー

海外メーカーによる日本戦略の見直し進む

 今秋開催される日本最大の自動車イベント「東京モーターショー」への出展を見送る海外メーカーが相次いでいる。ドイツのアウディとBMWはリーマン・ショック後の2009年以来、10年ぶりに参加しない方針。独ポルシェも出展せず、替わりに自社イベントを開く。コスト負担の大きいことが背景にあるとみられ、モーターショーの存在感低下が浮き彫りとなっている。

 アウディは不参加の理由について「(消費者は)インターネットなどでも情報を得ることができる」と説明。スウェーデンのボルボ・カーズもグローバルな競争激化をにらみ「(モーターショーへの)出展を絞っている」として参加を見送る。17年の前回は参加した独フォルクスワーゲンも日本での販売計画を見据え「検討中」としている。

 一方、独メルセデス・ベンツは出展を決定。「新しい技術を見てほしい」と、さらなる日本市場への浸透を狙う。

 日本自動車輸入組合によると、軽自動車を除く国内新車販売に占める外国車のシェアは、18年度に9・2%と過去最高を更新。ただ、中国が世界最大の市場となったこともあり、海外メーカーによる日本戦略の見直しが進んでいる。

日刊工業新聞2019年6月27日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。