インドも高度な「工場自動化」へ。エッジ領域へ深く深く

三菱電機が約20社と協力組織、イーファクトリーを拡大へ

インドのマルチ・スズキの生産ラインには「e-FACTORY」が導入されている
 三菱電機はアジアで工場自動化(FA)分野の協業を拡大する。28日にインドで現地企業など約20社と協力組織を発足する。同様の組織は9カ国・地域目。同社は設備の稼働データを使い生産性向上などの課題解決策を提案する「イーファクトリー」をパートナーと展開する。協業を軸にIoT(モノのインターネット)需要を取り込み、2019年度に同国でイーファクトリー案件50件獲得と、20年度にパートナー50社への拡大を目指す。

 協力組織「イーファクトリー・アライアンス会」は、周辺機器を含めてシステム全体を構築するインテグレーター(SI)やセンサメーカーなどが参加。関連技術や製品に関する教育を提供するほか、営業情報を共有するなどして事業を拡大する。

 イーファクトリーは生産性や品質向上などの課題に対し、設備のデータを工場内のエッジ領域で収集分析して解決する取り組み。三菱電機は多くの納入実績がある同社のFA機器を中心にデータを扱いやすくし、パートナーのノウハウを組み合わせて、現場主導の改善ができるIoTシステムを提供する。

 顧客や現場ごとに課題が異なるため、きめ細かな提案が必須。三菱電機はこれまでに日米欧中などで協力組織を発足し、約700社のパートナーが地域に密着したサービスを展開。自動車や半導体産業など世界で1万件以上のシステムを導入した。2月にタイ、4月にシンガポールでも協力組織を立ち上げ、体制を強化している。

<関連記事>
「AIの働く工場」が今、目の前に

日刊工業新聞2019年6月25日

関連する記事はこちら

特集