自動車の低燃費化に、1000分の1秒で複数回放電するコイル

ダイヤモンドエレHDが量産を開始

 ダイヤモンドエレクトリックホールディングスは、自動車の低燃費化につながる小型のマルチ点火コイル(写真)の量産を始めた。1000分の1秒単位で複数回の火花放電が可能。高密度のコイル構造を採用して小型化しつつ、巻き線の仕様とスイッチング素子を最適化した。ダイハツ工業が7月に発売する新型「タント」のエンジンに採用された。軽自動車を中心に採用増を目指す。

 量産を始めたのは子会社ダイヤモンド電機の鳥取工場(鳥取市)。従来の小型サイズのまま、放電火花のエネルギーを1・5倍に向上した。

 ダイハツが日本で初めて採用した複数回点火方式の新型エンジンに搭載された。同方式は従来より多い2回の放電により、エンジンシリンダー内の炎を早く成長させて燃焼速度を速め、エンジンを低燃費化する。

日刊工業新聞2019年6月17日

  

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