「高齢者の交通事故」増加でトヨタ経営陣が語ったこと

株主総会を開催、最多5546人が出席

 トヨタ自動車は13日、愛知県豊田市の本社で定時株主総会を開き、取締役の選任や役員報酬制度の見直しなど4議案を決議した。2009年6月の就任から10年を迎えた豊田章男社長は「自動車産業が大変革期に突入している。将来のモビリティー社会を株主の皆さまと一緒につくりたい」とあいさつ。電動化や自動運転といった技術革新の加速をあらためて誓った。出席株主数は5546人で過去最高の昨年を上回った。(1面参照)

 株主からの質問は12人から18問あり、所要時間は1時間49分だった。高齢者の事故が増えていることを受け、車の安全性に関する質問が相次いだ。吉田守孝副社長は「安全なクルマ社会のために、クルマ開発、ドライバーの啓発、交通インフラ整備を国と一緒に取り組む」と説明した。

 これを受け米トヨタ・リサーチ・インスティテュートのギル・プラット最高経営責任者(CEO)は、開発中の高度運転支援システム「ガーディアン」について「どこのメーカーにも提供したい」と外販の意向を示した。

 豊田社長は「自動運転など未来に向けた技術開発を進める一方で、(高齢者の事故が増えている)現状をどうにかしたい」と強調。全国の販売店ネットワークを活用した支援策の導入を検討する。

日刊工業新聞2019年6月14日

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。