相次ぐ高齢者の誤操作事故、トヨタが防止システムを12車種に拡大

超音波センサーで障害物の検知、加速抑制

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車両に搭載した超音波センサー
 トヨタ自動車は29日、ブレーキとアクセルペダルの踏み間違いによる急発進などを抑える、後付けのシステム「踏み間違い加速抑制システム」の対象車種を、現状の5車種から12車種に広げると発表した。車両に搭載した超音波センサーで障害物の検知や、加速抑制などを行う。高齢者を中心に誤操作による事故が相次ぐ中で、安全技術の普及を急ぐ。

 6月3日に「ポルテ」「スペイド」「ウィッシュ」で対応をはじめ、10月には「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」「パッソ」を、12月には「ヴィッツ」を対象とする。保有台数が多く、高齢運転者の比率が高い車種を踏まえて設定を拡大する。

 同システムは車両前後に取り付けた超音波センサーで前方、後方の進行方向約3メートル以内にある壁を検知し、ブザーと車内の表示機で警告する。それでも急発進した際は、加速を抑制する。また後退時に時速約5キロメートル以上でアクセルを踏んだ場合に、加速を抑制する機能も持つ。

 価格は5万5080円(消費税込み)で、取り付け費は別途かかる。販売店装着の純正用品として扱う。

日刊工業新聞5月30日(自動車)

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