カロリーは3分の1、“油で揚げないポテトチップス”の風雲児

テラフーズが製造能力引き上げ

テラフーズの自社商品「焼きじゃが」
 テラフーズ(大分県国東市、渡辺勲社長、0978・64・8233)は、自社で製造技術を持つ、油で揚げないポテトチップスの拡販に乗り出す。大手商社と連携し、大手コンビニエンスストア向け商品の開発などに取り組む。拡販に合わせ、近く本社工場の生産能力を従来の3倍に引き上げる計画だ。

 現在テラフーズは本社工場で自社ポテトチップス製品「焼きじゃが」、流通各社向けプライベートブランド商品などを生産する。生産能力は1時間当たり約50キログラムで、これを同150キログラム程度にする。

 大手商社からは市場調査に基づいた商品開発や生産設備導入への支援を受ける。また米国などの海外市場の販路開拓などでも協力して取り組む。

 一般的なポテトチップスはジャガイモのスライスを油で揚げて製造するが、同社は特殊なプレス機を使い遠赤外線で焼成する。ポテトチップス特有のパリパリやサクサクの食感があり、健康への影響に対する懸念があるとされるトランス脂肪酸やアクリルアミドなどの発生を抑えた。

 1袋当たりのカロリーは、自社商品「焼きじゃが・うすしお味」で138キロカロリー。一般的なポテトチップスの3分の1程度と低カロリーなことから「国内のみならず、全世界的に市場がある」(渡辺社長)と見込む。

日刊工業新聞2019年6月7日

関連する記事はこちら

特集